幼い子どものいる家庭にとって、乳幼児突然死症候群(SIDS)はとても恐ろしいです。
自治体からの資料などにも書かれてあり、我が子にそれが起こったらと考えると震えます。
現状まだ不明な点も多いですが、できることならその確率を少しでも減らしたい!
予防策として我が家は「ベビーセンスホーム」を導入しました。
ベビーセンスホームは、赤ちゃんの体動の有無から異常を検知するセンサーです。
この記事は、ベビーセンスホームの概要と、我が家で使用した感想についてまとめました。
この記事を読むと、以下のことがわかります
- ベビーセンスホームの特徴
- 設置、モニタリング方法
- 実際に使用した感想
- メリット/デメリット
ベビーセンスホームとは
ベビーセンスホームは、赤ちゃんの体動をチェックし、異常があるとアラームをあげるセンサーです。
イスラエルのHISENSE社という医療機器メーカーが製造しています。
ポイントとしては、次の通りです。
- 感度の高いセンサー
- 病院で使用されている技術
- シンプルな使い心地
感度の高いセンサー
ベビーセンスは、赤ちゃんの体動をモニタリングします。
そして、赤ちゃんの動きに何か異変があった際、アラーム音が鳴ります。
具体的には、
- 赤ちゃんの動きを20秒間感知できなかった場合
- 赤ちゃんの動く頻度が1分間に10回未満になった場合
この時、コントロールユニットからアラーム音が鳴ります。
同時に警告の赤色ランプが点灯します。
病院で使用されている技術
ベビーセンスホームは、一般医療機器です。
ベビーセンスの技術を活かした製品は、1997年発売以来、日本国内の医療施設・保育施設に累計10万台以上の導入実績があります。
出典:babysense公式ショップ ベビーセンスホーム
と記載がある通り、様々な病院や保育施設で使用されています。
このような施設で10万台以上使用されているということは、信頼性が評価されているということですね。
病院で使われていると聞くと、安心できる気がします
シンプルな使い心地
ベビーセンスホームは、体動を検知するセンサーパネル、検知した情報でアラーム音を発するコントロールユニットで構成されています。
それらはケーブルで接続するので、無線設定などは不要です。
そして電池で動くため、コンセントなど気にする必要はありません。
(単三電池4本使用します)
設置するのが楽ですね
また、本体についているのは、ON/OFFのボタンのみ。
急いでいる時にもぱぱっと取り扱えるので、忙しいパパママにも使いやすいと思います。
シンプルイズベスト!
使い方
ベビーセンスホームには、以下のものが同梱されています。
- センサーパネル(2枚):マットレスの下に設置して、赤ちゃんの動きをモニタリングするパネル
- コントロールユニット:センサーパネルと接続し、警告ランプとアラーム音を発するユニット
- コントロールユニットホルダー/フック:コントロールユニットをベッドに設置する補助アクセサリー
- 電池交換器具:電池交換の際に使用する付属品
- 取扱説明書
ざっくり言うと、センサーパネルとコントロールユニットを繋げばOKです。
具体的には、以下の通りです。
ベビーセンスホーム設置の流れ
- センサーパネル配置
ベビーベッドのマットレスの下に、センサーパネルを配置します。
センサーパネルは2枚同梱されていますが、生まれてすぐは1枚、寝返りをするようになったら2枚使用します。
布団の場合は、床に直接配置します。 - コントロールユニット配置
コントロールユニットを使いやすい場所に配置します。
ベビーベッドの柵に取り付ける場合は、コントロールユニットホルダーやフックを必要に応じて使用します。
布団の場合は、踏んづけないような場所にしましょう。 - センサーパネルとコントロールユニットを接続
センサーパネルのケーブルをコントロールユニットに差し込みます。 - 布団の設置
センサーパネルの上に布団を敷きます。
これだけでOKです。
あとは、赤ちゃんを寝かせて、コントロールユニットのスイッチをONにするとモニタリングスタートです。
赤ちゃんを移動させる時はスイッチをOFFにするのを忘れないようにしましょう。
忘れて移動させると、鳴動してびっくりします
我が家で使った感想(布団&ベビーベッド)
我が家は、新生児期からベビーセンスホームを導入しました。
そもそも選んだきっかけは、産院で使用されていたのを目にしたことです。
旦那とSIDS怖いという会話をし、産院でこういうものがあったということを伝えたところ、速攻「買おう」ということに。
少しでも不安を減らしたい!!
退院後、里帰り先の実家はベビーベッドはありません。
ということで、まずは布団に設置してみました。
しばらく使いましたが、たまに誤作動することがありました。
冬場だったので暖房を入れていたのですが、暖房は床に設置されている大きなタイプでした。
かつ加湿器もがんがんに入れていました。(実家の工場で使っていた大きいサイズのものでした)
どれが影響しているのかは不明ですが、スイッチONの状態で持ち上げても反応しないことがありました。
微細な振動をキャッチするため、違うものを検知していたのでは?と思います。
布団で使うのは環境次第かな…?
その後、ベビーベッドを購入することになり、改めてベッドに設置しました。
そうすると、正しく反応してくれるようになりました。
やはり、何かが干渉していたようです。
新生児の寝息は静かで、ともすれば止まっているのでは?と不安に駆られることがあり、夜中ふと起きてドキドキしながらのぞき込んでいました。
ですが、ベビーセンスホームを設置したことで、ちゃんとチェックしてくれるので大丈夫!と思い、ゆっくり眠れるようになりました。
機械が見守ってくれているという安心感!
ちなみに、数カ月使用した後、スイッチをONにした直後に、カチカチとカウントダウンが始まり、アラーム音が鳴るという事象がありました。
もう壊れてしまったの!?
不安になりましたが、電池を交換したら解消しました。
電池が少ないと、こういうことが起こるのかもしれません。
ちなみに、10ヶ月ほど使用して2回電池交換をしています。
(2回目も同事象になったため、電池交換をしたところ解消しました)
現在娘は10ヶ月でまだ使用中なのですが、我が家ではうっかりOFFにし忘れたパターンと電池切れパターン以外で、アラームが鳴ることはありませんでした。
ベビーセンスホーム導入のデメリット
では、ベビーセンスホームを導入するにあたり、デメリットは何かあるのでしょうか。
Twitterの声からピックアップしてみました。
値段が高い
ベビーセンスホームはそれなりにお値段がします。
機能としてはシンプルなので、赤ちゃんの体動確認にその値段を出せるかが焦点となります。
我が家は、値段の高さより、病院で使われている信頼性を重視しました
添い寝では使用できない
体動をチェックするという仕様上、赤ちゃん以外でも動きがあると体動ありと判断してしまいます。
赤ちゃんと添い寝する場合は親の体動に反応してしまうので、使用することができません。
我が家は赤ちゃんと添い寝するのが不安だったので、ベビーベッドで考えていました
誤作動もあり得る
使い方によっては誤作動してしまうこともあります。
例えば、センサーの配置が悪かったりなどして、赤ちゃんの動きが正しく検知できないような場合です。
使う前に動作確認として、赤ちゃんを乗せずにONにするとアラーム音が鳴るか、乗せてからONにするとアラーム音が鳴らないか、というテストをしてみるといいかもしれません。
ベビーセンスホームはやはり安心
デメリットの声もありましたが、あって良かったという声も多数あります。
赤ちゃんに何かあった時に気づくことができるのは、とても大きいです。
家で24時間ずっと見守ることはできないので、この機器に助けてもらうと少しは不安が減るのではないでしょうか。
特に、自分たちが寝るときの安心材料になります。
アラーム音は大きいので、寝ていてもぱっと目が覚めると思います。
赤ちゃんのSIDSなど気になる方は活用をおすすめします
赤ちゃんの乳幼児突然死症候群(SIDS)は怖いですが、かといって四六時中ずっと見ておくのは難しいです。
心配する気持ちを軽減するために、ベビーセンスホームをお守りとして導入すると安心できます。
我が家にとって、なくてはならないベビーグッズの1つでした
SIDSへの不安を抱えている方は、是非チェックしてみてくださいね。